地球

生命の宿る星

  • 地球/Earth
  • 直径:12,756km
  • 太陽からの平均距離:
    149,600,000km/
    1au

生命が発見されているただ1つの天体が、地球です。地球は太陽から3番目の軌道を回る惑星で、太陽からの距離や重力などの条件がそろい、適度な温度となり、大気をつなぎとめ、水を液体のまま保つことができています。これが生命をはぐくむ環境を生み出しました。

地球は「水の惑星」ともいわれるほど表面の水が豊富な惑星です。地表の70%を占める海は、太陽から降り注ぐ熱を吸収し、海流によって地球全体の温度を保ちます。海は二酸化炭素を吸収するため、大気の成分を保つことにも役立っています。

地球の大気は、窒素78%、酸素21%、アルゴン1%で成り立っています。酸素原子3個からなるオゾンは地球を取り巻くオゾン層を作り、太陽からの有害な紫外線を吸収し地上の生命を守っています。

また、地球は北極と南極を両端とする大きな磁石になっています。地球のまわりの宇宙空間には大きな磁場「地球磁気圏(ちきゅうじきけん)」を作り出しています。この地球磁気圏が太陽から放出された太陽風(電子を帯びた粒子)をさえぎり、生命を守っているのです。