- 海王星/Neptune
- 直径:49,528km
- 太陽からの平均距離:
4,504,450,000km/
30.1104au
海王星は、太陽系で一番外側を周る巨大氷惑星です。太陽の光が地球の900分の1程度しか届かないため、表面温度はマイナス220℃の極寒の世界です。
直径は地球の4倍ほど。表面はメタン、水素、ヘリウムなどのガスの層があり、その下に、水やメタン、アンモニアを含む氷と岩石の層があります。大気中にあるメタンが赤色を吸収し、青色を散乱する性質を持つために青く見えます。天王星よりもメタン濃度が濃いために深い青色に見えています。
白い雲が東西方向に高速移動するスクーターという現象や、大暗斑(だいあんはん)と呼ばれる楕円形の模様が現れることがありまます。太陽系最速の時速2100kmもの強風が吹き、地球サイズの嵐の渦が発生していると考えられています。海王星の内部の温度は5100℃の高温で、最下層の気圧は10ギガパスカル(地球の10万倍)とも言われています。超高温超高圧の環境ではメタンから作られたダイヤモンドの雨が降っているといわれています。
衛星「トリトン」は、海王星の自転の向きとは逆方向に公転しする「逆行衛星」で、重力の影響で少しずつ海王星に近づいています。
英語名 Neptune(ネプチューン)は、海の神です。